訪れたスポット
1.調布飛行場(調布空港/調布基地)
2.武蔵野の森公園(掩体壕 大沢1号/2号)
3.プロペラカフェ
4.味の素スタジアム
5.白糸台掩体壕

多摩は軍都だ。第二次大戦中の遺構が、至るところに残されている。
都心から近く、広大で平坦な土地が広がる武蔵野台地や多摩丘陵のあちこちに、飛行場、かつて日本に存在した航空機メーカー、火薬工場、軍事研究機関、軍学校といった軍事施設、民間の軍需産業施設などが集中して作られた。





そのひとつが旧陸軍調布飛行場だ。案内看板によると、「東京府北多磨郡多磨村(府中市)、調布町(調布市)、三鷹村(三鷹市)にまたがる約50万坪の広大な土地」に作られたとある。元々は地元の大農家や寺院などが所有する民有地だったそうだ。







旧陸軍が使用し、敗戦後、アメリカ軍に接収された経緯があることから「調布基地」と呼ばれる。松任谷由実の『中央フリーウェイ』の歌詞にも登場するなど、知名度はそこそこ高い。
1974年にアメリカ軍から全面返還。2001年からは東京都調布飛行場として、伊豆諸島に定期便が飛ぶようになった。




都内には、飛行場が4つある(※島しょ部を除く)。
羽田空港、横田基地、立川飛行場、そして調布飛行場だ。
調布飛行場の滑走路は、800m級が南北に1本延びるのみ。
日本最大の空港である羽田空港、大統領来日時にはエアフォースワンが飛来する横田基地は3000m超級。常駐機こそないが、自衛隊の輸送機が降りる立川飛行場は900m+延長300m級。
それらに比べると、調布飛行場は、規模がかなり小さい。








ボーイングやエアバスといった我々になじみのある旅客機が離発着するには、法律で1800m以上の滑走路が必要だという(※Wikipediaより)。そのため、800m滑走路の調布飛行場で使われる機材は、ドルニエ228という双発プロペラ飛行機。新島、大島、神津島、三宅島への定期便が出ていて、1日4回の離着陸がある。料金は往復2〜3万円ちょい。知人が1度これで伊豆諸島に飛んだが、離着陸時はめちゃくちゃ揺れたそうだ。死ぬまでに1度は乗りたい。



調布基地跡地には、調布飛行場のほか、市民運動公園、アメフトの試合などに使われるアミノバイタルフィールド、FC東京や東京ヴェルディ1969のホームである味の素スタジアム、陸上競技用の施設を備えたAGFフィールド。スタジアム通りの東側には、東京外国語大学や警察大学校なんかがある。
国道20号線(甲州街道)からスタジアム通り、人見街道を経て大沢グラウンド通り……というコースで調布基地跡地を一周すると、その距離は約5.5km。1時間ちょっとで歩けるはず。






松任谷由実の『中央フリーウェイ』に「調布基地を追い越し 山に向かって行けば」という歌詞がある。現在、高速道路沿いに背の高い防音壁が立っていて、中央道から調布飛行場を眺めることはできない。この防音壁が途切れるのは、ちょうど「右に見える競馬場」を過ぎたあたり。そこまで行けば、かなたに府中駅前の背の低いビル群が見える。

多摩っ子は、中央道を走るたびにこの『中央フリーウェイ』を第二国歌として斉唱してきた。防音壁で車窓を遮られたところで何ともない。目を閉じなくとも、府中の杜の情景が浮かんでくる。
そういえば中央フリーウェイも「夜空に続く滑走路」だった。
多摩には滑走路がいっぱいあるのだ。
交通アクセス
電車:京王線飛田給駅(東京都調布市飛田給)or 西武線多磨駅(東京都府中市紅葉丘)
車:国道20号線を調布飛行場方面へ。周辺の有料駐車場は1日500〜1000円(イベント時を除く)


